2025年6月、パナソニックから2つの可変圧力IHジャー炊飯器が登場しました。それが「SR-N510D」と「SR-N310D」です。どちらも「おどり炊き」シリーズの一部ですが、グレードの違いによって特長に差があります。
これから、それぞれのモデルの違いを詳しく見ていき、どちらが自分に合うかを判断するための参考にしていただければと思います。
SR-N510DとSR-N310Dの違い
1. 炊き分け機能の違い
- SR-N510D:7通りの食感に対応。例えば、「もちもち」や「しゃっきり」など、食感のバリエーションが豊富で、好みに応じた仕上がりを選べます。
- SR-N310D:3通りの食感(かため・ふつう・やわらか)に対応。シンプルで使いやすいですが、選べる食感は少ないです。
おすすめの方:炊き分けにこだわりたい方は、SR-N510Dが最適です。
2. 内釜と加熱構造
- SR-N510D:ダイヤモンド竈釜に「うまみ循環タンク」を搭載。炊飯中に出た蒸気を循環させ、甘みやふっくら感を引き出します。
- SR-N310D:ダイヤモンド竈釜のみ。うまみ循環タンクは搭載されていませんが、基本的な加熱構造で美味しいごはんを炊けます。
おすすめの方:より甘みやふっくら感を追求したい方には、SR-N510Dがぴったりです。
3. 操作パネルのデザイン
- SR-N510D:タッチ式のフラットな天面デザイン。シンプルでスタイリッシュな外観が特徴です。
- SR-N310D:従来型の押し込みボタン式。シンプルですが、ややクラシックなデザインです。
おすすめの方:見た目や操作感にこだわるなら、SR-N510Dがより洗練されたデザインです。
4. 液晶の見やすさ
- SR-N510D:グレーの大型液晶で、文字や数字が見やすく、炊飯中の残り時間も確認しやすい。
- SR-N310D:通常の液晶で、基本的な見やすさはありますが、SR-N510Dよりは視認性で少し差があります。
おすすめの方:液晶の見やすさにこだわるなら、SR-N510Dが優れています。
5. 消費電力の違い
- SR-N510D:1回の炊飯で約151Wh。
- SR-N310D:1回の炊飯で約154Wh。
差はほとんどありませんが、SR-N510Dの方が若干省エネ設計です。
6. 炊飯メニューの豊富さ
- SR-N510D:約12種類の炊飯メニューに対応。玄米や雑穀米、炊き込みごはんなど、多彩なメニューが選べます。
- SR-N310D:約9種類。白ごはんを中心に、シンプルなメニューが揃っています。
おすすめの方:さまざまなメニューに挑戦したい方は、SR-N510Dがおすすめです。
7. 保温性能の違い
- SR-N510D:最大24時間の保温が可能。長時間の保温に便利です。
- SR-N310D:最大12時間。こちらも十分ですが、長時間の保温には向いていません。
おすすめの方:長時間の保温が必要な方にはSR-N510Dが適しています。
8. 清掃のしやすさ
- SR-N510D:お手入れパーツが約4点。うまみ循環タンクなど、洗う部品がやや多いです。
- SR-N310D:パーツ数は約3点。シンプルで、毎日の掃除が楽です。
おすすめの方:手間を省きたい方はSR-N310Dが楽に使えます。
9. サイズと重さ
- SR-N510D:約27.0×35.5×23.3cm、重さ5.4kg。
- SR-N310D:約25.5×33.8×23.3cm、重さ4.7kg。
おすすめの方:コンパクトさを求める方には、SR-N310Dが軽くて使いやすいです。
どちらを選ぶべきか?
SR-N510Dは、炊き分け機能やうまみ循環タンク、タッチパネル操作など、機能面で優れており、ご飯にこだわりたい方や便利さを求める方におすすめです。特に、食感のバリエーションや炊飯メニューに多様性を求める方にはぴったりです。
一方で、SR-N310Dは、シンプルで直感的に使える操作性と、コストパフォーマンスに優れたモデル。余計な機能を省き、基本的な炊飯をしっかりこなす炊飯器を探している方には最適です。
まとめ
どちらも優れた炊飯器で、それぞれに魅力があります。日々の使い勝手や炊飯のこだわりによって、自分に合ったモデルを選んでください。