一般家庭向けのテレビドアホンで人気のパナソニック VL-SWE310KLAとVL-SWE210KLA。一見よく似た製品ですが、搭載機能にいくつもの違いがあります。本記事では両機種の仕様・機能を比較し、違いをわかりやすく解説します。さらに、それぞれの機種がどんな家庭に向いているか、購入者の口コミ、設置時のポイントも紹介します。専門用語はできるだけ避け、初めての方にも理解できるよう説明します。
VL-SWE310KLAとVL-SWE210KLAの主な仕様・機能比較
まずは主な仕様・機能の比較表です。両モデルの違いがひと目でわかるようにまとめました。
項目 | VL-SWE210KLA | VL-SWE310KLA |
---|---|---|
発売時期 | 不明(旧世代モデル) | 2020年11月発売 |
モニター親機画面サイズ | 3.5型(約52×70mm) | 3.5型(約52×70mm) |
ワイヤレス子機画面サイズ | 2.2型(約45×34mm) | 2.2型(約45×34mm) |
ワイヤレス子機付属台数 | 1台(増設不可) | 1台(最大6台まで増設可) |
玄関子機(カメラ子機)のレンズ | 標準レンズ(画角:標準) | 標準レンズ(画角:標準) |
玄関子機の夜間LEDライト | ○(暗所で自動点灯) | ○(暗所で自動点灯) |
あんしん応答(自動応答メッセージ) | × 非対応 | ○ 搭載 |
ボイスチェンジ機能 | ○ 搭載 | ○ 搭載 |
自動録画機能 | ○ 静止画を自動記録 | ○ 動画を自動記録 |
録画データ保存方法 | 本体メモリ(静止画)※容量限定 | SDカード対応(動画・静止画) |
スマホ連携(外出先で応対) | × 対応不可 | × 対応不可 |
電話機・FAX連携 | × 非対応 | × 非対応 |
2台目玄関子機の増設 | × 不可 | ○ 最大2台まで玄関子機増設可 |
室内通話(複数子機間の通話) | △ 子機⇔親機間で通話可(増設なし) | ○ 親機・増設子機間で通話可 |
2世帯対応(玄関2箇所・親機分離) | × 非対応 | ○ 対応(設定で切替) |
宅配ボックス連携機能 | × 非対応 | ○ 対応(※別売センサー要) |
火災警報器との連動 | ○ オプション対応 | ○ オプション対応 |
「外にも火災警報」発報 | × 非対応 | ○ 対応(玄関子機でも警報) |
非常ボタン対応 | × 非対応 | ○ 対応(オプション非常ボタン) |
電気錠システム連動 | × 非対応 | × ※上位モデルのみ対応 |
電源方式 | AC100V電源コード式(1.5m) | AC100V電源コード式(1.5m) |
玄関子機設置方法 | 有線接続、露出/埋込両用型(KLA) | 有線接続、露出/埋込両用型(KLA) |
希望小売価格(税込) | 約2.3万円前後 | 約2.9万円前後 |
※○:搭載(利用可能)、×:非搭載(対応不可)、△:限定的に対応
どちらのモデルも親機モニターは見やすい3.5インチで、持ち運びできるワイヤレス子機付きです。大きな違いは、VL-SWE310KLAがあんしん応答や宅配ボックス連携、SDカード録画など高度な機能を備えている点です。一方、VL-SWE210KLAは基本機能に絞ったシンプルモデルで、価格が安く設定されています。以下で各項目を詳しく比較していきます。
機能の違いと選ぶ際の重要ポイント
両機種の具体的な機能差や使い勝手の違いを、ポイントごとに解説します。ドアホン選びで重要となる機能について、それぞれどのように対応しているか見ていきましょう。
あんしん応答(自動応答メッセージ機能)
VL-SWE310KLAには「あんしん応答」機能が搭載されています。来訪者からの呼び出し音が鳴った際、インターホンが自動で相手にメッセージ応答し、「お名前とご用件をお聞かせください」と尋ねてくれます。知らない訪問者に直接出なくても、用件を確認してから応対するか判断できる安心機能です。例えば留守中や在宅中でも対応したくない営業訪問などに対し、VL-SWE310KLAなら自動音声で応答し用件を録音してくれます。これにより不用意にドアを開けずに済み、防犯上安心です。
一方、VL-SWE210KLAにはあんしん応答機能は搭載されていません。訪問者対応はすべて自分で行う必要があります。普段から来客が少なく、知らない人への応対も自分でできるというご家庭なら問題ありませんが、高齢者の方や一人暮らしの女性など**「自動で訪問者対応してほしい」場合はVL-SWE310KLAがおすすめ**です。
録画機能とSDカード対応
録画機能も両者で大きく異なるポイントです。VL-SWE210KLAは自動録画機能ありとなっていますが、これは来客時(呼び出しがあったとき)に静止画を内部メモリに記録する程度の基本機能です。例えば留守中に誰か来た場合に、顔写真を数件分保存してあとで確認できる、といった使い方になります。容量は多くなく、古い記録から上書きされる仕様です。
これに対してVL-SWE310KLAはSDカード対応で本格的な録画機能を備えています。親機に市販のSDカードを差し込むことで、約30秒間の訪問者動画を最大3,000件も保存できます。静止画だけでなく音声付きの動画録画が可能なため、来客の様子や会話内容まであとからしっかり確認できます。またSDカードを取り出してパソコンで再生・保存することもでき、証拠映像の保管にも便利です。さらにVL-SWE310KLAでは来客時以外でも任意に録画が可能です。例えば不審な物音がしたときにモニターで玄関先を確認し、必要に応じてその映像を手動録画しておく、といった使い方もできます。VL-SWE210KLAは来客時以外の録画には非対応なので、録画機能の充実度は310KLAが優れています。
補足: VL-SWE310KLAでもSDカード未使用の場合は本体メモリに簡易的な録画(静止画または短時間の動画数件)を行えますが、SDカードを使うことで格段に長時間・大量の録画が可能になります。一方、VL-SWE210KLAにはSDカードスロット自体がなく、録画は内蔵メモリの静止画記録のみとなります。
スマホ連携機能の有無
最近のインターホンには自宅のWi-Fi経由でスマートフォンと連携し、外出先から来客対応できるものもあります。しかし、VL-SWE210KLAとVL-SWE310KLAはいずれもスマホ連携非対応です。どちらもインターネットに接続する機能はなく、スマホアプリでの応対や通知を受けることはできません。スマホで外出先から応対したい場合は、上位機種(例えばネットワーク対応の「外でもドアホン」シリーズなど)を検討する必要があります。
とはいえ、スマホ非対応である分これらのモデルは操作がシンプルとも言えます。通知設定やアプリ連動の設定に悩む必要がなく、本体と子機だけで完結するので機械が苦手な方でも扱いやすい利点があります。実際にVL-SWE310KLAのユーザーからも「基本的な使い方は従来機と変わらず、機械が苦手な人でも問題なく使える」との声があります。
ワイヤレスモニター子機の増設・室内通話
両機種とも親機+ワイヤレス子機1台のセットですが、増設できる子機の数に大きな違いがあります。VL-SWE210KLAは付属の子機1台のみで増設不可(増設用の子機自体が発売されていません)です。つまり購入時の1台の子機で運用する形になります。一方、VL-SWE310KLAは子機を最大6台まで追加登録可能(親機と合わせて室内モニター計7台)です。必要に応じて増設子機(型番VL-WD613など)を購入しペアリングすれば、2階や離れなど家の各所に子機を置くことができます。
増設子機が複数利用できることで、室内通話(インターホン同士の通話)も可能になります。VL-SWE310KLAでは親機と各子機間、あるいは子機同士で内線通話ができ、家族間の連絡用インターホンとしても活用できます。例えばキッチンにいる家族から2階の家族へ「ご飯できたよ」と子機を使って呼びかける、といった使い方ができます。VL-SWE210KLAでも付属子機から親機への呼び出し通話は可能ですが、子機が1台しか無いため家族間通話というより「持ち歩き親機」のような使い方になります。
補足: VL-SWE310KLAのように子機を増設できるモデルでは、将来的に家族が増えたり部屋数が多い家でも対応しやすいメリットがあります。実際の購入者も「子機を増やせる点が決め手になった」と述べています。逆にVL-SWE210KLAは増設できない分シンプルですが、子機を無くした場合の買い替えはセットごとになる点に注意しましょう。
玄関子機(カメラ部)の性能と違い
玄関先に取り付けるカメラ付き子機(玄関子機)の基本性能(画質や視野角、夜間撮影など)は両モデルで大きな差はありません。どちらもドアホン用として標準的なカメラを備え、来客の顔をしっかり確認できる画質です。夜間もLEDライトが自動点灯してカラー映像を映し出すので安心です。視野角(カメラの映る範囲)については、両機種とも「標準レンズ」を採用しており画角は標準的です。玄関先正面は問題なく映りますが、玄関ドアのすぐ横に立たれると映りにくい場合があります。より広い範囲を映したい場合は、ドアホン用の広角レンズモデル(例:VL-SWE310KFAなど)や別売のカメラ角度調整台を検討するとよいでしょう。
形状デザインについても両者で共通する点が多いです。玄関子機本体はシルバー系カラーの薄型デザインで、露出型(壁にそのまま付ける)としても埋込型(壁に埋め込む)としても取り付け可能な仕様です。新築時に壁にすっきり埋め込むことも、リフォームで後付けする際に露出で取り付けることもできます。外観は住宅になじみやすい清潔感のある色合いで、古いドアホンから取り替えると玄関周りの印象もすっきりするでしょう。
実際に購入者からは「カメラ映像が綺麗で、オプションの防犯カメラも増設できてコスパが高い」とVL-SWE310KLAの画質に満足する声も上がっています。VL-SWE210KLAでも日常利用には十分な画質ですが、画角については後述のように広角モデルではない点を認識しておきましょう。
連携・拡張機能(宅配ボックス連携・火災警報連動など)
VL-SWE310KLAは最新ニーズに応えた連携機能が充実しています。代表的なのが宅配ボックス「COMBO(コンボ)」との連携機能です。VL-SWE310KLAでは玄関子機と宅配ボックス用センサーを無線接続することで、宅配業者が来た際に自動で「不在の場合は宅配ボックスへお願いします」とメッセージを流し、荷物を入れてもらうことができます。荷物投函時にはその様子を自動録画し、帰宅後に親機や子機で「荷物を預かりました」と通知してくれる仕組みです。※この機能を使うには別売の開閉センサー(品番KX-HJS100-W)などが必要になります。
また、VL-SWE310KLAは住宅用火災警報器との連動にも対応しています。別途連動型の火災警報器を設置し配線または無線連携することで、室内の警報器が火災を検知したときドアホン親機や玄関子機からも警報音や音声を発して知らせることが可能です。特にVL-SWE310KLAは「外にも火災警報」機能を搭載しているため、家の中だけでなく玄関先にも警報を響かせて近隣に異常を知らせることができます。これは万一自宅で火災が発生した際、ご近所にいち早く気付いてもらう助けになるでしょう。
一方、VL-SWE210KLAは宅配ボックス連携機能が非対応で、火災警報器との連動は一応オプション対応可能とされていますが(取扱説明書によると端子接続などで連動可能な場合があります)、「外にも火災警報」機能は持っていません。要するに210KLAは高度な連携機能を省いたベーシックモデルと言えます。オプションの開閉センサーやドアセンサーを繋げば、簡易的な防犯アラームとして利用することは可能ですが、宅配ボックス連携のような明確な便利機能は搭載されていません。
その他、VL-SWE310KLAには非常ボタン(緊急呼び出しボタン)への対応や、二世帯住宅モードなど拡張性の高い機能が備わっています。例えばオプションの非常ボタンを玄関に設置し親機に登録すれば、押すだけで大音量の警報や自動通報を行うといったセキュリティ対策が可能です。一方のVL-SWE210KLAはこれら高度な拡張はできません。電気錠(オートロック)の連動制御についても、残念ながら両機種とも非対応です(電気錠連動はさらに上位のシステム対応ドアホンでのみ可能な機能です)。
総じて、最新の宅配ニーズやホームセーフティ連携までカバーしているのがVL-SWE310KLA、基本的な訪問者対応機能に特化しているのがVL-SWE210KLAと言えるでしょう。
デザイン・操作性・使い勝手の違い
見た目のデザインや日常の使い勝手は、両者ともパナソニック製テレビドアホンらしく直感的でシンプルです。親機(室内モニター)の本体サイズやボタン配置も似ており、大きな押しボタンで「通話」や「終了」ができるわかりやすい構造です。画面もカラー液晶で見やすく、玄関からの呼び出しがあるとモニターに相手の姿が映ります。VL-SWE310KLAの親機は画面周囲の一部が黒いフレームデザインになっており、待受時に「あんしん応答ON/OFF」などのアイコン表示があるなどUIがやや新しくなっています。対してVL-SWE210KLAの親機はフレームが全面ホワイトでシンプルな表示です。しかし操作方法に大きな差はなく、どちらも日本語メニュー表示と押しやすい物理ボタンで直感的に扱えます。
ワイヤレス子機(持ち歩きできる小型モニター)も、両機種ともスリムな受話器タイプです。子機側でも画面で来客の顔を確認したり、ボタン一つで通話・応対が可能です。VL-SWE310KLA付属の子機(型番VL-WD613)は、先代のVL-SWE210KLA付属子機(VL-WD612)に比べ液晶が少し大きくなり(2.2→2.4型)操作ボタンの配置も改良された姉妹機種も存在します。ただし今回比較しているKLAモデル同士では子機画面サイズはいずれも2.2型で、外観や使い勝手もほとんど変わりません。子機の充電台に置けば自動で充電され、使うときは手に持ってどこへでも持ち運べます。家の中で「どこでも来客応対できる」というシリーズ名の由来通りの便利さです。
操作性について、購入者の口コミでは「古いドアホンと比べ全てにおいて満足。子機付きで20年前の製品より格段に便利になった」との声が見られます。一方で「ワイヤレス子機のバッテリー持ちが思ったより短い」といった指摘もあります。子機は常時持ち歩く場合、こまめに充電台に戻す必要があります。特に長時間使わず放置していると電池が減りやすいため、帰宅時や就寝前には充電台に戻す習慣をつけると良いでしょう。バッテリー自体は市販の交換用(品番KX-FAN57等)も入手可能で、数年使って劣化したら取り替えることもできます。
総合的に、デザインや基本的な使いやすさに大差はありません。強いて言えばVL-SWE310KLAの方が新しいUI表示や細かな改良が施されていますが、どちらも「シンプルで迷わない操作性」と評価されています。機械が苦手な方でも、玄関子機の呼び出しに対して「応答ボタン」を押すだけで会話できるという基本は共通です。VL-SWE310KLAは高機能ですが、使わなければ普通のドアホンとして動作するので、「高機能すぎて使いこなせないのでは」という心配も不要でしょう。


それぞれの機種はどんな家庭におすすめ?
以上の違いを踏まえて、VL-SWE210KLAとVL-SWE310KLAのそれぞれがどんなユーザーや家庭に向いているか整理します。
- VL-SWE210KLAに向いている人
- 基本機能で十分な方: 玄関先での映像確認・通話、夜間の来客対応(LEDライト)、自動静止画録画など最低限の機能があればOKという場合。
- 予算を抑えたい方: 上位機能が省かれている分価格が手頃です。記事執筆時点でも約2.3万円前後と、同等コンセプトの中では安価に入手できます。
- 機械が苦手なご家庭: シンプルな分設定項目も少なく扱いやすいです。追加子機や他機器との連携設定などを気にせず、買ったままの構成ですぐ使いたい方に。
- 戸建てのリフォームで初めてドアホン導入: 既存の電気配線がなくても電源コード式なので設置しやすく、まずはワイヤレス子機付きドアホンを試してみたいという入門用途にピッタリです。玄関子機が露出・埋込両対応なので、古いインターホン跡にも取り付けやすいでしょう。
- 単世帯・来客の少ない家: 二世帯対応や複数子機が不要なシンプル家族構成、一戸建て平屋などワンフロアで子機1台で事足りる住宅。
- VL-SWE310KLAに向いている人
- 防犯・見守り機能を重視する方: あんしん応答で訪問者を自動確認したい、防犯のため来訪者の映像をしっかり録画保存しておきたい、といったニーズがある場合はこちらがおすすめです。
- 宅配ボックスや火災報知器を連携したい方: 留守がちな家庭で宅配ボックスを活用している、新築で宅配ボックスを設置予定、あるいは住宅用火災警報器(連動型)を使っているなど、家の設備と連携させたスマートホーム的な使い方をしたい場合。
- 二階建て・広い家のご家庭: 子機を追加して各階に置いたり、親機+子機複数で家のどこでも内線通話や来客応対をしたいニーズに応えられます。2階建てや3階建て住宅、または玄関が2箇所あるような場合にも対応可能です。
- 将来の拡張を考える方: 現在は子機1台でも、将来的に家族が増えたら2台目を……といった拡張性の高さは310KLAならではです。玄関も2箇所まで増やせるので、勝手口や裏口にもインターホンを設置する予定がある場合にも対応できます。
- 最新モデルを求める方: VL-SWE310KLAは機能面で上位なだけでなく2020年発売の比較的新しいモデルです。そのため細かな改善(UIの見やすさや通信安定性向上など)が図られており、「どうせなら新しいモデルを選びたい」という場合にも適しています。
まとめると、「後付けで手軽にドアホンを導入したい、最低限の機能があればOK」ならVL-SWE210KLA、「価格が上がっても便利機能が欲しい、安全・安心面も強化したい」ならVL-SWE310KLAという棲み分けになります。複数階住宅や宅配ボックス利用者、在宅勤務で来客対応を効率化したい方などは310KLAが心強いでしょう。逆にシンプル志向でコスト重視なら210KLAで十分満足できるはずです。
購入者の口コミ・評判(良い点・気になる点)
実際にVL-SWE210KLA/310KLAを使っている人の声も参考にしてみましょう。SNSや価格.com、Amazonなどに寄せられた口コミから、評価の高いポイントと気になる点を紹介します。
● VL-SWE310KLA の口コミから
- 「機能が充実してこの価格ならコスパ最高。カメラ映像も綺麗で、別売の防犯カメラ増設にも対応しており、とても満足しています。今まで期待していなかった分、実際使うとかなり良い商品でした。」
⇒多機能ぶりと画質の良さ、増設対応による拡張性が高く評価されています。価格が抑えられている点も「思ったより安い割にしっかりしている」と好評です。 - 「決め手はあんしん応答と子機付きだったこと。約20年前のアイホン製品から買い替えて全てにおいて満足ですが、子機のバッテリーの持ちが思ったほど良くないのが惜しいです。」
⇒古いインターホンからの更新でデザインや機能面の向上に満足する声です。ただ、ワイヤレス子機のバッテリー持続時間に関しては「長時間充電器から外して使うとすぐ減る」との指摘がありました。子機は待ち受けで丸1日程度は持ちますが、頻繁に使う場合はこまめに充電台に戻す工夫が必要でしょう。 - 「安価なVL-SWE210KLAと散々悩みましたが、常時録画できる点やSDカード保存できる点、子機を増やせる点で310KLAに決めました。使ってみると、親機で応対するだけなら以前の製品と変わらず機械が苦手な方でも問題ないでしょう。」
⇒実際に購入前に210KLAと比較検討した方のレビューです。やはり録画機能の充実(常時録画&SDカード)と増設性が決め手になったとのこと。「高機能だが基本操作はシンプル」とのコメントもあり、安心して導入できたようです。
● VL-SWE210KLA の口コミから
- 「玄関子機の角度調整台を付けたら死角が減って良かった。もっと早く付ければよかったと思う。」
⇒VL-SWE210KLAは画角が標準のため、設置場所によっては写らない範囲ができますが、別売の角度調整台(左右30°や上下6°傾ける台座)でカバーできるとの声です。ドアホン設置時はこうしたオプション活用も有効でしょう。 - 「値段相応で機能的には十分。自動録画やLEDライトなど基本は押さえているので不満はありません。子機でどこでも出られるのがやはり便利ですね。」
⇒機能を割り切ったシンプルさに満足という意見です。「豪華な機能はないが普段使いには困らない」「ワイヤレス子機のおかげで移動しなくてよくなった」と、210KLAでも生活が便利になったと感じているようです。 - 「後から知ったがVL-SWE310KLAという上位があるらしい。そちらにはあんしん応答が付いていると知り少し羨ましくなった(笑)。でもウチはそこまで必要ないので210にして正解でした。」
⇒購入後に上位機の存在を知った方の声です。「自動応答は魅力だけど無くても困らない」とのことで、ご自身のニーズには210KLAが合致していたようです。このように必要な機能を見極めて選ぶことが大事という教訓かもしれません。
総じて口コミからは、VL-SWE310KLAは「機能満載で満足度が高い」が「子機の電池持ちだけもう少し改善を」という声、VL-SWE210KLAは「安価で基本十分だが、上位機能への憧れも少しある」といった声が聞かれました。しかし両者とも「買って良かった」「思った以上に便利」という満足コメントが多く、どちらを選んでも従来のインターホンからのステップアップとしては評価が高い印象です。
導入・設置時の注意点と便利な情報
最後に、VL-SWE210KLA/310KLAを実際に設置・使用する際のポイントや注意事項をまとめます。
- 電源と配線について: いずれのモデルも親機はAC100V電源コード式で、コンセントに差すだけで動作します。そのため電気工事士による直結配線工事は不要ですが、親機付近にコンセントが必要です。玄関子機と親機の間は2芯の有線配線で繋ぎます。新規設置の場合はドアから室内への配線作業が必要ですが、既存のインターホン配線があればそのまま再利用可能です。配線距離が長い場合や劣化している場合は、新しいケーブルを通すと映像・音声が安定します。
- 玄関子機の取り付け: KLAタイプの玄関子機は「露出/埋込両用型」です。付属の取付金具やネジを使えば壁の表面にネジ留めできますし、埋込ボックス(標準的な電気スイッチボックスなど)に合わせてビス留めもできます。リフォームで古い玄関子機(埋込型)を外した後でも、その穴を流用して設置しやすいでしょう。※埋込の場合、防水のためパッキン処理などはきちんと行ってください。またカメラの向きは真正面固定ですが、必要に応じて別売のカメラ角度調整台(左右30°用・上下6°用)を利用すると、映したい方向に向けることができます。
- ワイヤレス子機の電波範囲: ワイヤレス子機(室内モニター子機)と親機は1.9GHz帯の無線(DECT方式)で通信しています。見通し距離で約100m程度飛ぶ仕様ですが、住宅内では壁や床を挟むため実効距離は短くなります。木造住宅なら2階程度まで概ね届きますが、鉄筋コンクリート造や間に鉄骨・金属があると電波が届きにくい場合があります。そのような場合は親機の設置場所を家の中央寄りにする、親機付近に電子レンジやWi-Fiルーターなど電波干渉源を置かない、といった工夫で改善できます。どうしても届かない場合は子機増設(中継的に配置)を検討しましょう。
- 子機のバッテリー管理: ワイヤレス子機は充電式電池パックで動作します。新品時で待ち受け約100時間、通話連続約5時間程度が目安です。通常は使わないとき充電台に載せておけば常に満充電が保たれます。長時間使用で電池が劣化したら、電池パック(型番KX-FAN57など)を購入して交換できます。子機裏の電池蓋を外して差し替えればよく、電話機の子機電池と同様の手順です。なお、長期間使わない場合はたまに充電する、夏場に直射日光の当たる場所に子機を放置しない等、バッテリー寿命を縮めないよう留意しましょう。
- SDカード利用(VL-SWE310KLA): SDカードは市販のmicroSDHCカード(32GBまで対応など)を使用可能です。長時間録画したい場合はできるだけ容量の大きいカードを使いましょう。挿入後、初回は親機メニューからカードの初期化(フォーマット)を行ってから録画すると安定します。録画データは親機画面で再生できるほか、カードをPCで読み込んでMP4形式の動画ファイルとして保存することも可能です。プライバシー保護のため、不要になったカードは初期化してから廃棄するようにしてください。
※詳細な対応カード容量・種類は取扱説明書をご確認ください。 - 設定のポイント: 初期設定では日時合わせや子機登録(付属子機は出荷時登録済み)を行います。VL-SWE310KLAの場合、必要に応じてあんしん応答のオン/オフも確認しましょう(留守設定時のみ有効にすることも可能)。また、宅配ボックス連携や火災警報連動を使う場合は、それぞれ親機の設定メニューで「センサー登録」等の操作が必要です。別売センサー類を増設した際は必ず説明書通りに親機登録を行ってください。
まとめ: VL-SWE210KLAとVL-SWE310KLAは、どちらも戸建て住宅において「離れた場所から来客対応できる」便利さを提供してくれるテレビドアホンです。違いは主に追加機能の有無にあります。予算やご家庭のニーズに合わせて最適な方を選べば、きっと毎日の安心と快適さが向上するでしょう。玄関先の様子をいつでも見守り、留守中も頼りになるテレビドアホンをぜひ活用してみてください。